ハマ風~わいわい掲示板
2024/11/01 (Fri) 20:48:03
下記の文章は社団法人・日本フィランソロピー協会に勤務するある女性スタッフのメッセージです。転写の許可を頂きましたので、参考までにのせました。
先日、イランに里帰りしていた友人と食事をしました。常に戦争が隣り合わせにある緊張状態の国で、母親の体調が心配だから、と1ヶ月会社を休み帰国して
いました。その友人は、自分たちは常に戦争という言葉が身近にあって慣れてしまっており、日本人の感覚とは全く違っていると言っていました。体調が思わしくないお母さんが、久しぶりに会う我が子のために、塩漬けした後、レモンに浸した好物のピスタチオを作ってくれたとか。それを日本の友人たちへのお土産に持ってきてくれました。
日本は本当に安全で良い国だと言いながら、祖国の母の体調や祖国を心配している友人を見ながら、当たり前だと思っていることが決して当たり前ではない、平和を続けるには強い意志がいることを改めて実感しました。2024年のノーベル平和賞は「日本原水爆被害者団体協議会」が受賞しました。ウクライナ、イスラエルなど、今でも世界のどこかで戦争が起きています。日本は世界で唯一の被爆国であり、その苦しみを二度と誰にも味わってほしくない、戦争は絶対あってはいけない、と高齢になった被爆者たちが訴えています。それをしっかり受け止め、次世代に受け継ぐことが私たちの使命だとも思いました。ピスタチオがおふくろの味?!と新鮮に感じつつ、どの国においても、おふくろの味は平和への祈りの味なのだな、と思いながら、レモンの香りが爽やかなピスタチオをいただきました。
Re: 語り継ぐ大切さ! - 鈴木春野
2024/11/03 (Sun) 22:55:58
トパーズミオ様
「フィランソロピー協会」も存じ上げませんでしたが、メッセージのご紹介をありがとうございました。
来年は戦後80年ですが、海外からも「日本は平和」と言われ、また日本人である私達も平和だからこその今だ」、と言っていますが、希雲さんの語り部活動を見聞きする中で、また、現在戦時下にあるウクライナやパレスチナ等での惨状の報道で見るにつけ、そして先日の日本被団協のノーベル平和賞受賞に関しましても、「平和に対する重み」の差を痛感させられる私です。
同じ人間なら、地球上でこんなことはあってはならない、特に子供達が犠牲になったりこんなおぞましい体験をさせてはいけないという思いに、とてつもない苦痛と記憶を核廃絶と平和への希求に切り替えられた被爆者の方々の崇高な想いへの尊敬の念を重ねて、日本人として各自が各自のやり方で語り継ぎ、核廃絶と戦争の無い健康な地球を取り戻す働きかけをして行ければ、と思います。